
昨日の予告通り、今日は主婦が自分の力で仕事を得ていくことについて、私が思うところをお話ししていきます。
「ママ起業」という言葉がブームになってから数年の時が流れ、うまくいっている人とそうじゃない人、違う道に足を踏み入れた人と、様々な結果が見えてきました。
2011年から女性の起業と深いつながりを持つ仕事をやっていた私。
この6年近くの間で、いろんなシーンを見てきました。
その中から、いくつかのエピソードをご紹介しますね。
ママ起業がうまくいった人、実例
最初にお伝えしたいのは、このグループに入れる人はほんの一握りだけ。
つまり、私の目線から見ると「ママ起業はうまくいかないことの方が多い」というわけです。
そんな数少ない、ママ起業がうまくいった人の例をふたつほど。
オリジナルのアクセサリーが大人気!
まずは私のお友達であり、元・お客様でもあるYさん。
彼女が手掛けていたのは、デザインから制作まですべて自分で行っていたオリジナルのアクセサリー。
「引っ越しが多い」というハンディキャップをまったく感じさせない、彼女の人脈の作り方と広さを目の前で見ること多数で。
「私、かなわない」と(勝つ必要はないのだけれどね)舌を巻いたのが、ついこの間のように思えます。
彼女のママ起業がうまくいっているのは、自分が好きなことをそのまま仕事にしたからだと私には思えます。
新しい「仕事」を、自ら生み出す
ふたりめは、とある田舎にお住いのNさん。
具体的なお住まいはここでは言えないけれども、「陸の孤島」と言いたいくらいどこに行くにも不便なエリアにお住まいです。
さっきのYさんと同じく、不利な条件を抱える彼女が仕事として選んだのは…
具体的な内容を言ってしまうと「あぁ、あの方ね」と分かってしまうくらい、有名な方なんです。
今はすっかり定着した「ママ起業の定番」とも言えるあのお仕事の誕生を陰で見ることができたのは本当にラッキーでした。
「都会に住んでいないと、お客様がいない」なんてただの言い訳に過ぎないですね。
ママ起業がうまくいかない人は、こんな人
さて、さっきまでの話とは逆に、ママ起業がうまくいかない人のことも話題にしましょう。
ママ起業をサポートする講師の皆さまをバックアップすること5年。
私自身が在宅で副業をしたい主婦やOLの皆さまに向けた講座を開催すること2年。
その中で知った、ママ起業がうまくいかない人の最大の特徴はたったひとつ。
それは「ママであることで、すべてが許される」と思っている人です。
子どもが熱を出しても、ママ起業していたら仕事を休めない!
たとえば、「子どもが熱を出したから会社を休ませてください」は、言い出しにくい職場もあるだろうけれども、基本、OKが出やすいです。
ですが、ママ起業とはいえ自分の名前で仕事を得ている以上、お子さまの状態はお客様には関係ありません。
「ママをお客様にしているから、お互いさまの精神で」と言っている人が時折、見られます。
けれども、このママの売っている商品を買いたいってあなたは思えますか?
ママ起業を成功させる最大のポイントは「仕事に責任を持つ」こと
ママだから自分が自由に使える時間に制限があることは、同じ道を通ってきた私自身がよく知っています。
それでも「ママ起業」という選択を取ったのなら、自分の仕事に責任を持ってほしい。
私はそう思うし、息子が小さかった頃は在宅で仕事ができるスタイルを取っていたのです。
自宅で仕事ができるなら時間の融通はかなり利きますし、看病しながらでもある程度は仕事ができますから。
ママ起業から他の道へ進んだ人
最後に「ママ起業じゃなくなったな」という人を、ひとり紹介します。
紹介とはいえ、大したことはありません。
これは私のことなので。
2011年に在宅で仕事を始めた当初は、明らかにママ起業でした。
ですが、長く続けていくうちに私に関わってくださる方が増えていき、規模が大きくなってきて。
一念発起して、昨年の7月に法人化しました。
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さすがに、この段階に来たら「ママ起業です」とは言えないな、と(苦笑)
私のその後がどうなるのかを、ぜひ続けてご覧くださいね。
ママ起業に興味がある方に、聞いてほしい話があります!
今日の記事を読んで「ママ起業って難しいのかな」と思った方が、たくさんいるかと思います。
ですが、ポイントさえちゃんと押さえたら、ママ起業という働き方こそが主婦に向いていると私は考えています。
自分の時間の使い方を会社に決められることはありませんから、1日を自由に使えます。
お子さまが学校から帰ってきた時に「おかえり」と出迎えられるのは、母として何よりも幸せだと思うのは私だけではないはずです。
ママ起業に関しては他にもいくつか記事がありますので、ぜひご覧くださいね。
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