
あなたにはいろんな種類の約束をする機会があるかと思います。
仲よくしている友人との楽しいランチの予定もそうですし、主婦として、母として仕事を持つ者として交わす約束もきっとたくさんあるでしょう。
ところで、あなたはこれらの約束を破ったことはありますか?
約束が守れないのは、見通しの甘さにある
突発的に起きた出来事など、約束を守れないケースをゼロにするのは不可能です。
ですが、何か他の理由であなたが交わした約束を守れなかったことがあったとすれば、その理由はあなたの心に潜む見通しの甘さにあるのでは、というのが私の考え。
「これくらいなら大丈夫かな」
そう思い込んで、守られる可能性が低い約束をつい交わしてしまったことがあるのではないでしょうか。
そして、交わした約束を破った時にはどうなるか?
それは、相手が持つあなたへの信頼感が下がる、という形で現れます。
約束が破られる立場になった時のことを想像すると、すぐに分かりますよね。
それでは、ちゃんと守れる約束とそうではないものを見分けて約束を果たせるようにするには、どうすればいいのでしょう?
交わした約束を守るステップは、3つある
私たちが何気なくしている約束。
そこには、確実に守れるようにするための3つの法則があります。
これらの3つをワンステップずつ踏むことで、あなたは約束を守る人になれます。
この3つのステップを、順にお話ししますね。
約束を確実に守るステップその1:「嫌だ」と思ったら、約束をしない
約束を守れるかどうかの分岐点があるのだとしたら、それは交わした約束をあなた自身がどう感じているのかにあると、私は考えています。
後から他の予定が入るなど、以前からの約束を変更したいと思ったことがありませんか?
そんな時に「どちらを優先させるのか?」といえば、楽しい方を優先させるのが私たち人間というもの。
なので、気の向かない約束が後で破られる可能性は楽しい約束より高い、というわけです。
それならば、最初から約束をしないことが誠意のある態度だと私は思うのですが、いかがでしょうか。
約束を確実に守るステップその2:その場で決める
確実に約束を守れるようになる第2のステップは、その場で決めてしまうことです。
私たち主婦は、自分以外の誰かによって予定が決められてしまうことがとても多いです。
たとえば、お子さまの預け先がないと行けない場所があったり、親戚の集まりがあればお嫁さんとして顔を出すべき場面を避けるのは正直な所、難しいです。
なのだけれども、有料の託児施設を利用することに慣れていれば、ご主人やあなたのお母さんに頼ることなく「うん、行く!」と即答できます。
また、親戚が集まる予定はルールがあったり前々から決まっているものだから、事前にチェックしておけばいいだけのこと。
つまり「自分が動けるのはいつ?」を完全に押さえておくことで、ちゃんと守れる約束がすぐにできるという仕組みです。
約束を確実に守るステップその3:先約を優先する
「約束を守るには、どんな理由があったとしても先にした約束を優先すること」
この言葉は約束を守るコツとして広く出回っています。
あなたもきっと一度は耳にしたことがあるんじゃないかな。
ですが、この「先約を優先する」は先に私が書いた
- 嫌な約束をしない
- 約束は即断即決する
このふたつができてはじめて生きるコツです。
嫌々交わした約束の後に魅力的なお誘いを受けたとしたら、この誘惑に乗らないという自信があなたにはありますか?
あなた以外の他の誰かにご自身の予定をブロックされた時、家族や身近な方からの評判を下げてまで楽しい予定を押し通すことはできますか?
つまり、先約を守ろうと思ったら守るための土台作りがあらかじめ必要だし、この土台なくして先約を守ることはできないと言えるのです。
「約束を守る」この言葉に秘められた本当の意味とは?
「約束をする」とは相手の方を信頼するという行為であり、交わした約束を守ることで信頼をより増していく、と私には感じられます。
そして、あなたにとっては気の重い約束であったとしても、直接伝えなければ相手の方はその事実を知らないままです。
「約束とは信頼の証」
これが私の考えだし、約束を守らないことが増えれば増えるほど「今回も、まぁいいか」と軽い気持ちで約束を破る人になる。
私にはそう思えてなりません。
あなたは周りにいる方から信頼される人になりたいですか?
それとも「あの人っていいかげんだよね」と、陰口を叩かれる存在になりたいですか?
この質問に答えることが、約束を守れる人になれるかどうかを分けるファーストステップ。
あなたがよい答えを選ぶことを私は心から願っています。